幽霊の足

 

 

　最近、床にある電気コ―ドに足をひっかけてしまうことが増えています。

新聞にリタイヤ後の注意事項として、学歴や職場での地位を語るなというのがあるとの意見が掲載されていました。だが、どうだろう。確かに聞かされる側は嫌なのかもしれないが、分かっていて出かけるのもどうでしょうか。多くの人にとって生きてきた足跡を語りたいのは当然ではないかと思う。多くの時間をそこに割いてきたのですから。嫌われるかもしれないが話したいという欲求は私にはあります。気を付けていてもぽろっと出る言葉にも真実があります。嫌われるというのも分かるので足が出ないようにしていますが、こぼれ出す思いが出てしまうことがあります。みっともないことですが。

私も自慢したい時があります。でも政府が言う「地域共生社会」では、地域の助け合いが求められています。寛容さが求められますね。揚げ足取りにならないように自戒したい。