「熱源」に学ぶ [環境]
新聞の投稿にカチガラスの鳴き声を聞かなくなったという。私の住む地域にも以前は数か所の電柱に営巣中の表示があったが今は見当たらない。カラスにやられたみたいです。それにでも、公園に行けばいることもありますので全滅とは違うようです。
話は変わります。「コラム 春秋 2020/1/18 西日本新聞 オピニオン面 」では、麻生副総理の2000年の間、単一民族だと発言を取り上げていた。後で訂正したというが・・・。昨年成立した「アイヌ民族支援法」に先住民民族として記されていると指摘し小説「熱源」を得紹介しています。
「熱源」では実在したアイヌ人の姿を描いています。
「▼そうした歴史的事実を麻生副総理が失念していたというのなら、お薦めしたい小説がある。直木賞を受賞した川越宗一さんの作品「熱源」である
▼樺太や北海道を舞台に同化政策という名の迫害に耐えながら南極探検隊にも参画したアイヌらの生きざまを描く物語。「私たちは滅びゆく民と言われることがあります。けれど、決して滅びません」。主人公の言葉が胸を打つ
▼小説の最終章は1945年夏。日本の降伏後も樺太侵攻を続けたソ連軍の戦車にアイヌの女性が立ちはだかる。思えば太平洋戦争の国内最大の激戦地は琉球王朝があった沖縄だった。
(一部引用)」
先の大戦の犠牲者が国境を接する南北の地域だったことを思い起こさせる「熱源」です。私も知らなかったことが多く、「熱源」に教えられました。国境とはという問いかけもあるように思いましたが、どうでしょうか。
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