新聞連載小説 [読書]
国民の一部だろうが、停電が続き、熱中症にかかりそうなのに、内閣改造に嬉々としている姿を見たくはなかった。
『逃亡者』は注目の作家中村文則の西日本新聞連載でした。新聞連載は苦手で、毎日読むことになれないし、あらすじを記憶に残せません。今は平野啓一郎さんの連載ですが、いずれも、単行本になるのを楽しみにしています。
「小説『逃亡者』連載を終えて 中村文則 日本社会は今後ますます息苦しく・・・抵抗の小説として」(2019年9月11日西日本新聞)」で次のように述べています。
「日本社会は今後ますます無関心に、差別的に、全体主義的に、息苦しくなっていくと感じます。現在の流れに対する、抵抗の小説でもありました。それと同時に、とても個人的なことを書くことにもなりました。社会の流れに対し自分の非力さを思う日々ですが、もしこの小説の全体からでも、一部からでも、何かを感でていただけたら作者としては嬉しいです。(一部引用) (なかむら・ふみのり作家)」
息苦しさはありますし、小泉氏が出てくれば喝采する心境にもなれません。その姿は既視感と重なります。それが民意なのでしょうか。
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