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現代も続く差別 [寛容な社会]

 

 

 Eテレの「ハートネットTV」でハンセン病の差別が今続いていることに衝撃を受けました。

 

「コラム 花時計

忘れられない夏祭りがある。熊本のハンセン病療養所「菊池恵楓園」の納涼盆踊りだ。入所者は 高齢で日ごろ静かな園も、この夜は雰囲気が一変。浴衣の市民も入所者も輪になって踊り、にぎやかになる▽盆踊りが始まったのは戦前。隔離政策で家族と引き離され、園で亡くなった人々の慰霊のためと伝わる。太鼓や笛の音は明るいのに、その歌は寂しい。《捨てた故郷の鎮守の森に残る未練がわが身を泣かす・・・》▽世間の人々が故 郷に帰り、家族と過ごした盆。帰る場所を失った 入所者は、どんな心境だったのだろう。この夏、裁判所がハンセン病患者だった人の家族への差別も認め、首相が啓発の強化を約束した。離れ離れになった入所者と家族が再び縁を紡ぎ、「未練」を思わない日が来ればと願う。(山下真)」(2019827日西日本新聞)

 

過日、ハンセン病の家族が受けた差別についての国家賠償請求では、裁判所の国の責任を問う判決となり、総理のお詫びとなりました。しかし、裁判に参加した家族の息子の嫁にカミングアウトしたら、嫁は実家に帰ったという。(うろ覚えなので正確さに欠けるかもしれません)。今も続く偏見を産み出したものは国が進めた「無ライ県運動」という患者探しです。患者を探し出し、隔離、収容を続けました。その間に国民に植え付けられた誤解と偏見が今もなお続いているという驚きと衝撃がありました。施策のゆがみにより、これで人の心をゆがめてしまう怖さを感じます。現代にこのようなことがないのか。精神科病院での身体拘束が与える影響は、認知症への理解を妨げていないでしょうか。

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