「若者の行進」

 

 

14日の女性投稿欄「紅皿」（西日本新聞）のタイトルは「若者の行進」でした。投稿者は88歳。「74年前の長崎原爆で兄は亡くなった。数年前までは慰霊祭に参加していたが、それも今はかなわず息子に行ってもらっている」としてテレビ前の参加となっているという。市長の心に染みるあいさつなどが終わり、テレビは高校野球の入場行進に。「私は知らぬ間に涙を流していた。この平和を当たり前に過している有難さ」と書かれ、戦時中の学徒出陣の雨中の行進の話になります。大学生が戦争に駆り出されます。高校球児の行進と死への行進と・・・。「戦争絶対反対と叫びたい」と締めくくっています。

　戦争体験者の重みを考えると、体験者が減っていくことの大変さを感じました。

 

15日は、「終戦の日」だとされています。しかし、憲法改正が提起されています。憲法改正の話は15日までは伏せておくのではという川柳がありました。世論調査では多くは「社会保障」をやってもらいたいとしており、憲法改正は3%から6%しかないのに。なんのために？