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不可知の問題

 

 

NHKの「朝ごはんの現場」というのをよく見ます。当然ですが多様ですね。

 

今日の話題は死後の世界についての本居宣長の指摘です。む

 

「宣長は、神代の伝説に、死後に夜見国に行くと言っていることこそが、たいへん尊いことだといいます。宣長にとって、死後に夜見国に行くとする神代の伝説が、唯一の真実を説いた信用に値する考えなのです。そして、中国の理屈が深そうで、賢げな説は、じつは かえって浅はかな考えだとして、仏教や儒教などの説を退けているのです。

以上の宣長の見解を整理すると、次のようになります。

 

①死後どうなるのか、人情として誰もが知りたい問いである。

しかし、それは人知を超えた不可知の問題である。

したがって、人の死後について説く、仏教や儒教などの外国の賢げな説は、じつは浅は

かな考えである。

④唯一信用できるのは、人は死ぬと夜見国に行くという神代の伝説だけである。」(『江戸の思想闘争』(山 泰幸))

 

「あの世」で救われるかもしれないのだという人もいますが、宣長は「不可知の問題」として、仏教などの説は「浅はかな」ものだという。だが、「夜見国に行くという神代の伝説」を信ずるしかないのだという。何かありそうで、届かない世界はあるのでしょうか。

 

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