県民投票の異議は [沖縄]
抵抗の系譜に学びたいし、今頑張っている人たちにエールを。
「亀次郎の精神 沖縄に連綿と 62歳
ドキュメンタリー映画 「米軍が最も恐れた男その名は、カメジロー」を見た。 米国占領下の沖縄で米軍の 圧政と闘った故瀬長亀次郎氏。銃剣とブルドーザーによる土地の強制収用に反対する運動の先頭に立った。米軍に逮捕、投獄されても、弾圧を恐れず不屈の精神で立ち向かった。1956年の出獄後、民衆に支えられて那覇市長に当選。だが、米軍の布令で10カ月で追放され、被選挙権さえ奪われた。しかし、国会議員と立場を変えながら闘い続けた。
映画を見終わって、亡くなる直前まで辺野古新基地反対を貫き、政府と対峠した翁長雄志前沖縄県知事と重なった。今、翁長氏の遺志を引き継いだ玉城デニー氏が知事を務める。戦後74年、全国の米軍専用施設の70%以上が沖縄に押し付けられている。これを普通に戻してほしいというのが沖縄県民の切実な声なのである。」(2019年1月18日西日本新聞)
県民投票で埋め立てが中止にはならないかもしれない。こんな記事に目がとまりました。
「『負けぬ』意思表示の1票 新城和博さん 出版社編集者2019年2月21日朝日新聞」では次のように指摘しています。
「選挙や投票にまつわる風景は、その地域のありようを映し出します。派手な色のポスター、横断幕やお祭りのようなのぼりなど、沖縄は独特と言われますが、投票所に三々 五々集まる県民の様子を見ると、僕はなんだかしみじみします。一人ひとりが確かに今後の沖縄のことを考えている。その静かな風景は何げないものですが、やっぱり大切にしていきたい。 今回の県民投票の象徴は若者です。政党や団体に頼らず活動し実現させた。新しい「風景」です。僕は署名活動が始まる前まで実施に消極的でした。沖縄全体が選挙や法廷闘争などで疲れている状況の中、なぜ改めて県民投票なのだろうか、と。しかし僕ら世代は2度目でも、10~30代の若い世代には初めての県民投票です。有効署名は9万筆超が集まりまし た。普段は政治の話は避けがちですが、若者の「沖縄をよくしたい」という思いを無駄 にしてはいけないと多くの大人が感じた結果でした。 基地問題をめぐり沖縄には 保守・革新という違いはあっても内対日本政府となるとまとまることがあります。県議会各会派が歩み寄って条例を改正し全県実施にこぎつけたことはその表れです。この現象の根っこには、沖縄戦という共通の基盤があります。(以下略)」
沖縄の歴史をつくるのは国民だと思います。
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