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第2.3次ベビーブームは起こらなかった [社会]

 

 

201924日西日本新聞の「ニュース川柳」と文芸欄「川柳」からです。

「言い得て妙霞が関という名前」

「老いの坂転がるように季が移る」

 年末年始にかけても老いに抗う日々でした。油断できないですね。

 

発言は自由だが副総理ですから・・・。

「子ども産まない方が問題」 少子高齢化問題で麻生氏発言

麻生太郎副総理兼財務相は3日、福岡県芦屋町であった後援会の集会で、少子高齢化に伴う社会保障費増に絡み「(年を)取ったやつが悪いみたいなことを言っている変なのがいっぱいいるが、それは間違っている。子どもを産まなかった方が問題なんだ」と述べた。子どもを産まない女性を批判した発言と受け取られる可能性がある。(以下略)=2019/02/04付 西日本新聞朝刊=」

 

戦後の団塊の世代のベビーブームそして現在40歳代の団塊ジュニア以降の2.3世代のベビームは起こらなかったことを分析した『無子高齢化―出生数ゼロの恐怖』前田正子著では次のように指摘しています。

 

「溶けない氷河世代を社会に組み戻す

ここまで少子化が進んだ背景には、戦後の人口動向を政府が読み誤ったことがある。また、少子化の進展を少しでも止めるチャンスであった第三次ベビーブームが起こらなかったこと、つまり団塊ジュニアとポスト団塊ジュニア世代の未婚化が進んだことが大きな要因である。それは決して若者の自分勝手な都合ではない。就職氷河期に学卒者になったかれらは時代の被害者である。 バブル崩壊以降、企業は生き残りに必死であり、新卒採用を抑制し、労働力の非正規化を進めた。だが、これが深刻な合成の誤謬をもたらした。若者が安定した職に就けず、働いても収入が低ければ、結婚・出産は難しい。個々の企業は当面は生き残ったかもしれないが、少子化はいっそう進み、社会の未来が脅かされることになった。」

 

雨宮処凛氏の『非正規・単身・アラフォー女性』も女性の側から社会の変化と結婚・出産の道の狭さを取り上げています。「子どもを産まなかった」からという単純で分かりやすいとはいえ、そんなものだろうか。

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