平均余命は [高齢者]
「65 歳の人が、後“健康”でいられる期間は?~人生100 年時代は、「健康寿命」ではなく「健康余命」で考える~ニッセイ基礎研究所 保険研究部 准主任研究員 村松 容子」によれば次のようになるという。
「1|男性/女性の寿命は80.98/87.14 歳。65 歳の男性/女性の余命は19.55/24.38 年。
2017 年の平均寿命1は、男性80.98 歳/女性87.14 歳だった。では、65 歳の人が、今後、生きる平均的な期間は?というと、「平均寿命‐年齢(男性15.98 年/女性22.14 年)」ではない。65 歳の人の平均余命は、男性19.55 年/女性24.38 年で、「平均寿命‐年齢」より2~3年長い(図表1)。
これは、平均寿命(=0歳児の余命)が65 歳未満で亡くなる人の寿命を含んだ平均であるのに対し、65 歳の平均余命は65 歳まで生きた人のみで計算した平均だからだ。
その結果、65 歳の人は平均で男性84.55 歳、女性89.38 歳まで生きる計算になる。」
さらに、健康寿命などで「不健康期間」は介護が必要な期間と誤解されているのではないかとも指摘しています。最近の論議では、70歳定年など、いかに働かせるかに偏っています。
そこには「豊かで、多様な老後」でなく、世代の分断さえ目論まれているように感じます。
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