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不機嫌な夫? [高齢者]

 

 

『看る力』という阿川佐和子氏の対談本からです。まずは、不機嫌な夫の言い訳です。

 

「大塚

家内にいわせれば、「ご飯を食べているときもほとんど喋らないし、うちにいるといつも不機嫌そうな顔をしている」そうです。なのに来客があれば途端に愛想よくふる舞ったり、外でも溌剌と喋っていたり、身内だけの時とはぜんぜん違うわけですよ。そうすると、家内としては「私と一緒にいるのがイヤなのね」となってしまう。でも本当はそうじゃないんですよ。家では燃え尽きてるんです。

阿川

母は父とふたりで暮らしていたころ、しょっちゅう電話で愚痴ってました。「お父さんが毎日不機嫌なのよ。ふたりで食事していると、そんなに私といるのがイヤなのかと思うぐらいに、怖い目でずうっと一点を睨んでるから『何が不愉快なんですか』と聞くと「別にお前のせいじゃない』って言うの。」

 

燃え尽きているというか、外のことを引きずっていることが多いのでしょうか。

そんな言い訳とは別に、施設の見分け方については納得しました。働く人を見よというのは的確ですね。

 

「阿川

いま高齢者向けのビジネスがどんどん広がり、老人施設や老人病院が雨後の たけのこ 街のように増えています。これをどう見分けて、親を預ける、あるいは自分が入る のか。その基準やヒントはありますか?

大塚

いちばんいいのは、そこで働いている人の表情を見ることです。立ち居振る舞いなども含めて。

 阿川

なるほど!

大塚

というのも、働いている人の表情や立ち居振る舞いは、自分のやっていることへの誇りや自信、心の状態の集大成だからです。仕事をするうえで、後ろめたさがあったり、疲れ切っていたりしたら必ず、態度に表われます。」

 

 

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