孤独もいいけど [読書]
『友だち幻想』という本は幻想だというのではなく、付き合い方について考察したものです。「二種類の人と人のつながり」があるという。
「さまざまな人とのつながりの中に、 一体何を求めているのでしょうか。この大切な問題を考えるための基礎作業として、最初に人とのつながりについて少しつって感じこんだ考察を加えてみましょう。」としつながりには二種類あるという。
「一つは人とつながる、つまり人間関係を作ることによって、自分にとっての利得や利益といったものを得ようとする場合、つまりつながることそのものに目的があるのではな く、目的はあくまでつながりの外にある場合です。」
「もう一つは人とつながることそのものが目的であるであるような場合です」として、
「つまりつながりその時のが目的となるような人間関係 の本質を、この本では「交流」というキーワードで言い表わそうと思います。」という。
ここまで読んできて、次の論文というか提言について知りました。「提言 社会的つながりが弱い人への支援のあり方について-社会福祉学の視点から-」(平成30年(2018年)9月13日 日 本 学 術 会 議 社会学委員会 社会福祉学分科会)です。福祉サービスから見た場合に漏れている視点として「社会的つながりが弱い人」を見ると、障害者問題でも新たな課題が見えてくるというのです。
私の理解で言えば、親なきあと戸建ての家で1人暮らしする知的障害者がいます。自分で食事したり身辺のことはできますが、町内会では孤立しています。その人に対してコミュニティソーシャルワーカーや住民がどう介在してけるかなどの問題があります。障害者だけでなく高齢者にも当てはまると思います。
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