「そう、そう」と声出しながら [読書]
阿川佐和子・大塚宜夫著『看る力―アガワ流介護入門』という本を読みました。私がとまどいつつ遭遇していることが述べられています。昨晩もゴミ出しを頼まれていたのに忘れていました。
「大塚
そう。私が痛感したように、この七十五歳前後がひとつの節目なんですよ。昔は六十五歳を過ぎたら老人なんて言ってましたが、今は早すぎますよね。
阿川
今の六十代なんて、みんなピンピンしてますもんね。
大塚
今の老後は次の三つのステージにわけで考えるといいですね。第一ステージが 六十五歳から七十五歳の十年間。定年で仕事がひと区切りついて、体力的にはやや衰えを感じるものの、自由な時間が増えてさあこれから、という時期。
阿川
私は今、そのゾーンに入りつつあります。
大塚
第二ステージは、七十五歳以降の五年から十年の間。自他ともに衰えを感じるときで、人によっては体の不自由さや認知症の発症、それにともなう介護の問題が始まるとき。第三ステージは人生の最終楽章で、年齢的には八十歳の半ばからのおまけの人生といってもいい時期ですね。(一部引用)」
来年は75歳。まだ1年近くあるのに疲れが半端ない。どうしたことだろう。それも主には老いから来ているのだと思う。そんな説得力がある体験が述べられています。「そう、そう」と頷きながら読みました。
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