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重度障害者の家族 [障がい者問題]

 

ある会議で重度障害者の受け皿として入所施設か、グループホームという話になりました。入所施設は地域移行の目標を掲げるなどの建前で、受け皿として期待はできませんので、必然的にグループホームへの期待感があります。ところが、グループホームの現状はなかなか厳しい。次の投書には障害者の家族の実態に対する思いの理解が欠けているという。地域移行は、精神病院から地域にという目も掲げられています。精神障害者の家族も、発病が成人期になってからも多いので高齢化しています。家族が受け皿になるのは困難です。地域の受け入れ態勢づくりは努力されていますが、なかなかこちらも厳しい。家族と本人との意向を反映した地域づくりは進まないのでしょうか。

 

 

「(声)重度障害者の家族に目を向けて 52歳 2018916日朝日新聞

 24時間の酸素吸入と夜間の人工呼吸器が手放せない夫を、私は介護している。両手が動かせず足でパソコンを扱う彼の仕事を手伝って20年以上。しかし、彼の体に限界がきて3年前に仕事を辞めた。

 すると知人らは言った。どうして連れて来てくれないの、と。夫に会いたいという気持ちから出た言葉だとは分かるが、悲しかった。脳性小児マヒの彼は車いす生活で、緊張すると首が勝手に動く症状のため頸髄(けいずい)を2度手術した。転倒などで再び首を痛めたら呼吸が止まると言われている。緊張の毎日だった。

 家族介護者は、当事者本人のことが第一で自分は後回し。でも、自らの健康や将来の不安とも闘っているのです。」

 


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