どっちから新聞読む

 

 

「女性投稿欄　紅皿特集　まあるくありたい

 理系の夫が新聞を読む。まずは1而 のトップニュース。そこから2面3面 へと読み進める。正攻法だ。夫らしい。 あとはさっと目を通してスポーツ欄へ と先を急ぐ。熱心に読んでいる。 文系の私が新聞を読む。裏面のテレビ番組から。それをめくって、社会面、 地域版へと進む。スポーツ欄は飛ばすが、文化やくらし面は見逃さない。読んでも頭の中にとどまってくれないのが、政治経済だ。 ある時夫が「この女優さんのだんなさん、誰だっけ?」と聞いてきた。任せなさい。私の得意分野だ。上から目線で教えてしまった。が、夫はすぐに 忘れてまた聞くにちがいない。以前、国会解散、総選挙になった時、私は夫に「比例代表制で選ばれるって、どういうこと?小選挙区制って何?」と聞いた。こんなことも知らない

のかと、夫は心の中でにんまりしただろう。（以下略）。(主婦62歳福岡県久留米市)」（2018年5月31日西日本新聞）

 

理系と文系で読み方があるとは知りませんでした。この説によれば私は文系です。なぜなら、テレビ欄に「ニュース川柳」というのがありますので、まずはそこから順番に読みます。17字の中に込められた風刺の鋭さに驚きます。そのあと、気になる記事のメモをして、後でじっくり読みます。中ごろに「紅皿」があります。女性の視点での思いが刺激になります。

　その前に訃報欄を見ます。年齢と死因を確認します。確認してどうということはないのですが、やめられないのです。