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自助は続く? [介護保険]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「敦煌が由来かいや敦盛とは  71

私は昭和211月の寒い日に生まれたという。3人の女の子。父は12歳離れた長姉に「名前を付けなさい」と命じたとのこと。 私がそのことを知ったのは、40歳すぎてからでした。 それまではてっきり、父の命名と思い込んでいました。中国の敦煙を勝手にイメージ、仏像や壁画を彫つけた石窟寺院千仏洞を一度は旅したいなあなんて思っていました。ところが何と、あの一ノ谷の合戦で命を落とした若武者、平敦盛から取ったそうだ。さすが、文学少女だった長姉らしい。笛の名手で、彼を討った熊谷直実は 無常を感じて出家したという。敦盛草(アツモリソウ) というランがあることも知 りました。彼が背負った母衣に見立てたものとか。長姉も66歳で逝き、十三回忌の法要を今年、無事に終えました。ピアノで流れ

た一の谷の軍破れ討たれし平家の・・・の「青葉の笛」。長姉や敦盛を思い、 物悲しくなりました。(一部引用)」( 20171014日西日本新聞)

 

消費税は福祉に使うと言って福祉は切り捨て、今度は教育などにまわすという。砂糖をまぶしたような政策が受けいられるのでしょうか。

 

「家族頼み」いつまで

社会保障 介護財源議論深まらず

 

 足りなければ減らせばいい。安倍政権は今年、来年度から「自立支援」を強化する関連法を成立させた。介護費抑制を狙う、比較的元気な高齢者のリハビリを促進、介護が必要にな

らないよう予防する。成果があった自治体には交付金を上積みする。「成功事例」が九州にある。人口約3万人の大分一県杵築市は2012年度自立支援事業を始めた。全 国平均では微増している要介護認定率は4年間で46ポイント減となり、県全体の認定率抑制にもつながった。「介護保険料も下がり、効果はあった」。市内でデ イサービスセンターなどを営む社会福祉法人「ひまわり」の統括施設長、真田康 徳(57)はうなずく。器具を使った軽い運動や買い物支援などで体の状態が上向く人は23割ほどいる。ただ、介護を社会全体で 支えるという制度の趣旨に照らすとどうか。真田は首をかしげる。「介護保険が本来目指した自立とは、家族に迷惑を掛けず介護サービスを自由に選べる生活だった。今、国にそんな視点は抜け落ちている」

 

熊本市在住だった女性(54)は昨年1月、福岡県筑後地区に住む母(79)の介護のため、ヘルパーの仕事を辞めた。父(81)と暮らしていた母が急性硬膜外血腫で倒れたのは154月。左半身にまひなどが残り、車いす生活になった。入院後、介護老人施設に。女性は出勤を減らして熊本と福岡を行き来した。母と在宅生活を望んだ父も、パーキンソン病を患う。「自宅に戻ると元気になる高齢者をたくさん見てきた。仕事に穴をあければ職場に迷惑を掛けるし・・・」。熊本市に家族を残し、帰郷した。介護の担い手は結局、家族頼み。そのための離職者は年間10万人を超えるとされる。安倍が再三、口にしてきた「介護離職ゼ口」の道筋は見えない。「公助より自助」はいつまで続くのか。(三宅大介、吉田真紀)」(同前)

 

 

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