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「かたばみ紋」 [平和]

 

 

明日をも知れない戦国武士には強い思い入れがあったのでしょうか。

 

「雑草をシンボルにした日本人

 日本の家には、代々続く「家紋」と呼ばれるものがある。 古くから人気の高い家紋で、日本の五大紋の一つにも数えられているものに「かたばみ紋」と呼ばれるものがある。かたばみ紋は、特に、戦国武将が好んで用いていた。 しかし、不思議なことがある。かたばみ紋のモチーフとなったカタバミは、けっして珍しい植物ではない。道ばたや畑などにどこにもあるありふれた雑草である。しかも草丈は10センチにも満たない(略)

戦国武将にとって大切なことは、家を絶やすことなく、繁栄させていくことにあった。

どこにでも生えているカタバミは、じつにしつこい雑草である。抜いても抜いてもなくならないし、そこら中に種子をばらまいて広がっていく。戦国武将たちはこの小さな雑草のしぶとさに、自らの子子孫孫までの家の繁栄を重ねたのである。 カタバミは、けっして強そうな植物には見えない。しかし、戦国武将たちは、そのカタバミの強さを知っていたのである。」

(『植物はなぜ動かないのか』稲垣栄洋)

 

カタバミはクローバーに似たものです。雑草とりをしたら大抵見かけます。でも、それを知っていたということに惹かれます。本当は安穏に過ごしたかったろうに。争いの日々の時代に産まれて。でも、子どもたちよ カタバミにならって生き続けようではないか。そんなに強くは生きられないのだ。

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