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人の死をどう受け止めるか [高齢者]

 

 

最近の水害による死者は突然のことであり、遺族に衝撃を与えたものと推察されます。突然、死という現実をどう受け止めるのか、死生学でも十分に明らかにされていないようです。それは、事故・戦争・テロなどにも通じるものだと思われます。日本では、死は、医療関係者と葬祭業者によって仕切られています。日常的には見えにくいものだという。それを「死の囲い込み」というそうだ。

 

これまで死生学には3回の転機があったという。

 

「⑴第1期は19世紀末から20世紀初頭で、加藤咄堂が『死生観』を著わす。古今東西の死生観が紹介された。

⑵第2期は、第二次大戦中、若者たちが死地に赴くための「死にがい付与システム」として動員された。

⑶第3期は、1970年代後半から80年代前半あたりで「死生学」という名称が確立。」(放送大学『死生学入門』)

 

「死にがい付与システム」として機能させる時代はご免蒙りたい。先に述べた「囲い込み」は公的な死の拡大となり、私的な死の範囲の縮小にもなっているそうだ。

 

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