忘れたころに [震災]
福岡は地震が少ない。一番大きいのでも震度3クラスです。そんういう環境に70年程度住んでいますので、現実感がありません。そんなことを言ってるとドカーンときそうですが・・・。非常食など準備が必要ですね。
「デスク日記
レトルトのカレー、フリーズドライのみそ汁、サバの缶詰…。時々、こんなものがわが家の食卓に上る。温めたり、お湯を注いだりするだけの簡単な食事。昨年4月の熊本地震後に妻が買い集めた非常食である。賞味期限が迫ると、その分を食べ、減っただけすぐに補充するという。
発生当時の勤務地は熊本県荒尾市。最大震度7が2度観測された益城町などに比べれば揺れはそれほどでもなかったが、断続的に続く余震や緊急地震速報に疲れ果てた人々は少なくない。地震直後、ライフラインは寸断。店頭の水や食料が底を突く光景は今も目に焼き付いている。
あれから間もなく1年。自宅押し入れには、非常食の他、毛布や簡易トイレなどをそろえ、万一の避難生活に備える。半年前、福岡市に引っ越したにもかかわらず…。すごい破壊力の大地震を経験した者として、教訓を見つめ直し、味気ない非常食をかみしめながら食べる。 (木村貴之)=2017/03/30付 西日本新聞朝刊=」
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