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オリンピックとパラリンピック [スポーツ]

 
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菜種梅雨みたいですっきりしません。地元のベスト電器は店舗の閉鎖などで人員整理するとしていますが、閉鎖店舗として公表された店舗が近くにあります。すでに家電は近くの新設店に移転していますので、不便さはありません。閉鎖店舗とされた所は大手スーパーの自転車販売店が入居するというので工事をしています。

 
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オリンピックが終わりました。メダル争いは国威発揚に利用されているように思います。ロシア大統領は関係者の辞任を求めています。西日本新聞の連載随筆で中島義道氏は「誇りと差別意識」というなかで次のように述べています。

「メダルを獲得した選手は晴れやかな笑顔を見せ、みな誇らしげである。このことにいささかも異議を唱えるつもりはない。だが、残念なことに、「誇り」は、本人が意図しなくてもその中に醜いものを混入させていく。」として、「涙を溜めて極貧の中で自分を育ててくれた母親を誇る者は、そういう母親に恵まれなかった者に対する屈折した差別意識がないだろうか?」と問う。そして「こういうことに過敏になってから、私はあらゆる自他の誇りを厭うようになった。誇りの醜さを自覚している人の発言はまだ許せるが、いかなる差別意識もなしに何事かを誇っていると信じている人は欺瞞的だと思う」と。

ここまで考えなくても良いのではと思われるが、私は中島氏の感覚に近い。

 

同じ西日本新聞で二宮清純さんは、メダル数も増えて成果はあったとし、「スケルトンやリュージュがマイナー競技だからといって、選手強化費などの補助金を減らすべきではない。」とも指摘しています。また、「パラリンピックを目指す障害者選手は(五輪競技の強化拠点である)ナショナルトレニングセンターを原則的に使用できないという状況もある。施設の活用方法などにも見直す余地がある。」と指摘しています。同じことを過日のテレビ番組でも指摘されていました。オリンピック選手を含めて、練習環境は厳しく、遠征費もままならないなかでの活躍。パラリンピックはスポーツとして政治の中では認知されていません。マスコミも一部を除いて伝えられることはありません。文化やスポーツにお金をかけることをしてこなかった。いや、使ってはきたのは施設作りだけだったのかもしれない。メダルだけを問う貧困さを思うのですが。

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