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就労前提の自立論 [社会福祉]

 

昨日の「福祉ネットワーク」をビデオで見ました。脳梗塞でリハビリをしている野坂昭如さんのことを伝えましたが、本人は出演せずに奥さんが語られました。そして、1945年8月15日を起点とする本を3冊書きたいという。「戦争は何も残してくれない」というメッセージを伝えたいと。

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昨日の西日本新聞の連載の続きです。日本の福祉は「就労促進型」と呼ばれています。これがまやかしであることははっきりしています。就労支援するから福祉は削るというものですが、結果としても、削ることが優先になっています。

  ●働けない
 「子どもに同じ失敗をさせたくない」。土井恵さん(44)=福岡市=の表情は険しい。10年前に離婚し、3人の子どもを育てる。リウマチなどで働けず、8年前に生活保護を申請した。 中学卒業後、紡績工場に就職、その後に就いた仕事も「作業員などいつも、ただの労働者だった」と振り返る。「だから子どもには就職につながる資格を取らせたい」と願う。長女と次女は私立高校の看護科とビジネス科に通う。学費は奨学金頼り。それぞれ3年間で130万円の“借金”を背負わせる格好だが、2人には「将来、保護を受けなくていいように」と言い聞かせる。 厚労省は今年4月に全廃された母子加算の代わりに、07年度に「ひとり親世帯就労支援促進費」を創設。生活保護受給世帯の母親が働いた場合、最高月1万円を支給する。 しかし、生活保護を受ける母子家庭で、母親が就労しているのは約半分。病気などで就労できないと、母子加算の代わりとなる制度からもこぼれ落ちる。【こぼれゆく暮らし 生活保護の現場から】西日本新聞
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 生活保護、母子家庭、障がい者も、そして、高齢者も70歳まで働くことを奨励しています。そこには、年金破綻への予防線が見えてきます。 
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七生

はじめまして、七生です。(*'-'*)
参考になれば、幸いです。

塩野七生『ローマ人への20の質問』より
Q:
憲法改正について、
もしもこの日本人にローマ人が助言を与えるとしたら、
どのように言うでしょうか。
 
A:
一部の日本人が主張するような、
普通の国になるための憲法改正ではなく、
普通の憲法にするための憲法改正を勧めるでしょう。
日本人は、ユダヤ教徒ではない。
日本国憲法は、神が人間に与えたものではありません。
ゆえにそれを死守するのは、自己矛盾以外のなにものでもない。
この自己矛盾から抜け出すのが、まずは先決されるべき課題ですね。
憲法改正には国会議員の三分の二の賛成を必要とし、
さらに国民投票で過半数を得る必要があると定めた第九十六条を、
国会の過半数さえ獲得すれば改正は可、とするように改めるのです。
これにも国会議員の三分の二の賛成と
国民投票での過半数が必要になるのは、もちろんのことです。
しかし、憲法改正条項である第九十六条の改正が成ってはじめて、
ユダヤ教徒でもない日本人が、
神が与えたわけでもない憲法にふれることさえ不可能という、
非論理的な自己矛盾から解放されることになる。
第九条を改めるか否かは、その後で議論さるべき問題と思います。

http://www.mxtv.co.jp/nishibe/

『ローマは一日にして成らず』
by 七生 (2009-09-04 17:42) 

七生

『原爆は何故落とされたのか』
日本人よ、何故 "Yes, we can." と言えるのだ!?

「原爆投下が終戦を早めた」という説は、
アメリカが原爆投下を正当化する為に、
今も言い張っているウソ話である。
「日本を降伏させるのに原爆投下は必要なかった」
という事実は、とっくに証明されているのだ。
それこそTBSの特番、
『"ヒロシマ"あの時、原爆投下は止められた』
でもやっていたほどの常識だ。
※(某キャスター氏のコメントは人間理解の浅薄さを証明する情けないものだったが。)
http://matodoga.blog24.fc2.com/blog-entry-195.html

「天皇の地位保全」の条項さえ出せば、
原爆を投下せずとも日本は降伏すると
米国務次官・グルーは何度も主張した。
しかし大統領トルーマンは、
ポツダム宣言の草案から
「天皇の地位保全」を認める条項を
あえて削除した。
トルーマンは原爆を投下するまで
日本を降伏させたくなかったのだ!

○莫大な費用をかけて作った原爆を、
 議会対策の為にも使わなければならなかった。
○ウラン濃縮型と、
 ルトニウム型の2種類の原爆を、
 黄色いサルの住む都市で実験使用して、
 その効果を確かめる必要があった。
○戦後の世界秩序を巡って、
 ソ連のスターリンに
 脅しをかけておく必要があった。

原爆投下は終戦を早める為に
実行されたのではない!
ルーズベルトの急死で、
たまたま大統領になってしまい、
「つぶれた田舎の雑貨屋のおやじ」と言われて
全米国民の溜息を浴びていた
ハリー・トルーマンは、
自分の強さを誇示する為に、
何が何でも虫けら同然の日本人の上に
原爆を落としたかったのだ。
トルーマンは原爆を2個落とし、
目的を達成したら、グルーの案に戻り、
「天皇の地位保全」を日本に伝えた。
結局はトルーマンの計画通りに進んだのだ。
グルーの努力は実を結ばなかった!

『原爆を投下するまで日本を降伏させるな』
(草思社)の著者、鳥居氏によれば、
ルーズベルトは、日本との戦争が長引けば
中国が内戦になる可能性が高まると考え、
ドイツを降伏させたあと、
一日も早く日本を降伏させるために、
グルーを起用した。
ルーズベルトは「天皇の地位保全」を主張する
グルーに希望を託したのだ。
ところがルーズベルトの急死、
トルーマンの大統領就任によって、
グルーの対日政策は無視される。
日本を降伏させるわけにはいかなかったからだ!
原爆を落とすために!
 
日本が主体の正しい歴史を知るには
小林よしのり『戦争論』全3巻がおすすめです。
by 七生 (2009-09-04 17:47) 

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