作られる学力格差の世襲 [貧困]
選挙特集の西日本新聞記事からです。
「福岡市の市営住宅に暮らすパートの女性(40 ) は、市立中学に通う長女( 14 )ー3 年ーの担任教諭の言葉が忘れられない。受験対策について相談すると担任はさらりと言った。『学校の授業だけでは限界があります。お子さんの成績を考えると、
塾に行った方がいいですよ」。学校の先生から塾を勧められるなんて思ってもみなかった。」
「中2 の次女と小5 の長男も含め3 人の子どもは習い事や塾に通ったことがない。共働きでやりくりする家計に月謝を工面する余裕はなかった」
「子どもは3 人とも給食費や学用品費など年約9 ~6 万円の就学援助を受けている。長女が小学校のころ本人に話すと「うちってそんなに厳しいの」とショックを受け、それを聞いた夫まで落ち込んだ。だから下の2 人には話していない。」
こうして、親の所得格差が子の学力格差につながる傾向がいろんな形で証明されています。
でも、教師に余裕がないのも事実です。私などは50年ほど前ですが、塾も少なく、学校での補習がありました。今は、余計な負担が教師にかかっていると指摘されています。それを防げなかった教師と父母の連携の浅さもあるのではないかと思います。日教組批判を繰り返す政治家。日教組に会場を貸さない企業。教育に無関心だったツケかもしれません。
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