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商品価値としてのタレントなのか・それとも女優 [社会]

 数ヶ月前に地元テレビで聞いた話が今も残っています。昨日の食事さえ忘れるのに。それは福岡出身の女優の芸能ニュースとして東京からきたレポーターの話です。Aという女優のCM出演数が減っているという。それは、似たような雰囲気の新しいタレントが出てきたので「利用価値がなくなってきた」のだと言われているという。この業界での評価はそうなのかもしれません。でも、この女優はたくさんの作品に出演して活躍しているようです。CMの商品価値として下がったからといって女優としての価値はいささかも変わらないと思う。あまりにも商品としての扱いが気になったから記憶していたのだと思います。それを呼び起こしてくれたのが辺見庸氏の次のような指摘です。
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「いまは猫も杓子もテレビやCM にでていなければ価値が劣るみたいに考えている。だんだんお声がかからなくなると、自分が社会的に追いつめられているようにおもわされている夕レントたち。人を商品価値としか見ていない、倒錯した社会。極論すれば、まともな人間は、昔はテレビやCM なんかにはでなかった。」『しのびよる破局』より
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テレビのコメンテーターとして学者が出たときに日頃の主張とは大分温度差があることを話していることがあります。様々な制約があるのでしょう。学者としての評価や大学の宣伝も必要な時代です。渋々の出演もあるのかもしれません。人が商品化されていくことは資本主義の当然のなりゆきかもしれません。派遣労働者が利益の調節弁になっています。トヨタのハイブリッドの販売が好調だとマスコミは提灯報道を繰り返しています。新たな派遣受け入れが始まっても無視するのかもしれません。

 
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