感じ、学び、考える心 [高齢者]
鹿児島市の宅老所「いろ葉」の中迎聡子さんは宅老所開設前に老人ホームで働きます。「何不自由なく生きてきたこの日本に、こんなにも悲しい世界があるのかと衝撃を受けました。
お風呂に入る日は廊下に並ばされ、眠いのに朝の人手不足を解消するために早くから起こされ、食堂に連れて行かれ、色とりどりのエプロンを好みは無視して付けさせられ、決まった時間に決まった飲み物を飲まされ、レクリエーションは強制参加。毎日同じ時間に排(はい)泄(せつ)。夜更かしなんかしようものなら「昼夜逆転」とレッテルを張られ、本人の気持ちは無視してニックネームをつけられ…。」
そんな生活を送るお年寄りに対して「何げない日常を奪われることが、自分自身を奪われることと同じだと、それほど何げない生活の中に人の尊厳が詰まっているのだと知りました。」という。そうして、宅老所開設で理想の介護を求めていきます。実態を見て、心を痛めても、やがてはそれになれていくものですが、3年間老人ホームで働き、学んでいきます。「感じ、学び、考える心」があるように思います。なかなかできませんね。
これは、西日本新聞に連載された「老いのイロハ」からです。
中迎さんの記事を読みその通りだと感じます
特養で働いていた者として言うのも変ですが
残念ながら特養に自分の親を入れたいとは思えません
by アスモメイト (2009-05-18 09:13)
ありがとうございます
そうですね
宅老所の人たちからよくそんな話を聞きますね
by すずめちゃん (2009-05-18 09:17)