SSブログ

持家社会はどうなるか1 [住宅問題]

 

月曜日というのは仕事を止めた今でもなんとなく出かけるのが億劫です。子どもたちに「サザエさんシンドローム」という学校に行きたくないというか、ブルーな気持ちにさせる時間帯がサザエさんが終わる時間だと言われたこともありました。

P3080067.JPG

 

今、住宅問題が改めて注目されています。派遣労働者の多くが、仕事と住まいがセットになっていて同時に得たり、失ったりしています。そこで、ハウジングプアというテーマで集まりができたようです。今回の不況の引き金となったサブプライムローンもアメリカでの持家誘導政策の結果に拠るものです。私も人生の多くを住宅建設の末端に関わって糊口を得ていたわけですが、住宅政策を学んだことはあまりありません。都市問題や住宅問題を学んで仕事につく人たちも沢山いたのですが、教わることもないままでした

 
P3080069.JPG

さて、1941年頃は持家は2割で8割は借家だったそうです。持家志向が強まったのは高度成長期に合わせての政府の施策によるものだと思います。今は持家が6割だそうですが、持家を可能にしたのはローン苦を覚悟すれば持家取得が可能な所得があったからだと思います。現在の不動産不況で福岡でも不動産業者の倒産などが続いています。バブル以降、非正規労働者の増大など企業収益を労働者に分配せず、勝ち組、負け組みと幼稚なことを言っている間に、持家志向を早々に断念せざるを得ない環境を作ってきたのです。今の不動産不況も作られたものです。それなのに、勝ち組に乗っかって高額マンションで生き残ろうとした業界に今はツケがきています。国民の目線での事業展開をしないと長続きしませんね。

P3080068.JPG

 

いずれにしろ、住宅問題を今後考えていきたいと思います。

 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。