「回復期」への転院 [リハビリ]
西日本新聞の医療・健康欄には患者などの投書欄「異見医見」というのがあり、同感しながら読むことがよくあります。本日は次の通りです。
「つらい転院一医療制度に思う出張中の福岡で脳梗塞になり救急車で運ばれました。入院して二カ月、看護師さんと顔なじみになり、リハビリの先生にご指導いただき、左半身はまひながら右手で手すりにつかまり、少し歩けるまで回復してきました。ところがここは「急性期」の病院とやらで、間もなく「回復期の病院に移らなければなりません、小泉首相の郵政民営化の陰で進められた医療制度改革のひとつとのこと。福岡以外は転院先も自分で探さなければなりません。回復の兆しが見えておりますのに転院しなければならないのは、つらいことです。医療制度にはお役所の考えがおありになると思いますが、一日も早く回復したい私の気持ちの前に両手を広げて立ちはだかれたような感じがしてなりません。」一部引用
度重なるリハビリ制度の改悪は、リハビリ期間の上限で最大180日での打ち切りなどから始まり、昨年10月の成果主義の導入があります。成果主義は医療だけでなく、福祉の分野にも導入されています。それも、恣意的な基準であり、結局は病人、障がい者、高齢者にかかる費用の削減という発想です。
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