入所施設で

なにが背景にあるのか

 

今日の新聞に下記のような報道がありました。痛ましい事件です。

 入所者が暴行され死亡山口の障害者施設山口県警美祢署は五日、美祢市の障害者施設で、重度の知的障害で入所していた男(21)が同室の男性入所者(59)に暴行し死亡させたことを明らかにした。同署は傷害致死容疑事件として捜査。男の責任能力の有無などを慎重に調べる。同署によると、男は二月二＋六日午前七時ごろ、施設居室で男性の頭を床に打ち付けているのを職員が発見。男性は意識不明の重体で病院に運ばれ、３月四日に死亡した。

2009年3月6日西日本新聞

 

この事件そのものについては背景など具体的なものは分かりません。入所施設でのトラブルは予測できることですし、よくあることです。多くが個室ではありませんので同室の人とのトラブルもありえます。個室にすることでそのリスクは軽減されますが、障害者自立支援法ではホテルコストということで負担増になります。高齢者施設でも同じですが、個室にすると利用料が高くなるというのはどうでしょう。さらに、このような事件があれば親も不安になります。でも、家族で介護できないので施設に入っている人がほとんどなので、対応は困難です。職員配置も削られていることもあります。リスクを減らすためにも職員配置を増やしたり、個室化を推進したりなどの改善策が必要ではないかと思います。