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肺炎予防接種の自己負担 [医療]

 

 

「そうだねー」と思いながら先送りしているもののひとつに肺炎予防接種。

 

「命を守る値段 自治体間で差  70

 8月に古希を迎えた。医療費の窓口負担が3割から2割となり、年金生活者には助かる。ほっとした。 それからすぐに、肺炎予防接種の通知が来た。今回、一度だけ公費補助があるので来年3月までに予防接種をとのこと。そういえば、テレビCMで、歌舞伎役者の坂東玉三郎さんが「65歳過ぎたら、あなたも私も肺炎予防」と訴えていた。 それじゃあと、かかりつけの医院で接種した。支払いは4300円。窓口で気の毒そうに「周辺の自治体には2500円の所も・・・」と言われた。調べると、1800円の行橋市などから、5680円の宗像市などさまざま。どうやら、福岡県内でも市町村間にかなりの公的負担差があるようだ。これは、どうなんだろうか。命に関わる大切な予防接種である。誰もが受けやすいように無料にするか、それが無理と言うのなら料金を統一するなど環境を整備することが国や県の責務と思うのだが・・・。地方自治体の個性や独自性は尊重するべきである。しかし「健康と命を守る」ことに関してはやはり、公平・平等が原則であるべきだ。」(20181219日西日本新聞)

 

自治体間の自己負担額の差があることも知りませんでした。私の住むところは3000円だという。高いか、安いのか・・・。

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基礎研究の充実を [医療]

 

 

苦しい思いが身に染みます。

 

「(声)難病に身を任せるしかない娘と 91歳 201891日朝日新聞

 63歳になる娘は、58の時、体のあちこちで異変が起きました。歩行中のつまずき、眼球をうまく動かせない、話しかけられても返事が出てこない……。大学病院で、「進行性核上性麻痺(まひ)」と告げられました。

 耳にしたこともない難病で、どん底に突き落とされました。テレビで知った難病の会や、専門病院にも連絡を取りました。でも根本的な治療法はないとのことで、ある病院では研究のための入院を勧められましたが、遠方故に断念しました。

 昨年、口から食べられなくなり胃ろうをつけ、体も硬直し、自宅のベッドに寝たままとなりました。医師と看護師に訪問していただき、デイサービスにも通いながら暮らしています。

 高齢者住宅に入った私は、先日久しぶりにお見舞いに行きました。つぶっているまぶたを指で上げ、「誰でしょう」と問いかけると、「言葉が出ないの」と涙をぽろぽろ。「出たじゃない」と私も涙があふれました。

 娘は保育士として38年働き、3人の子どもを大学まで育て、その苦労が実ろうという時に、病の進行に身を任せるしかないのです。医学の力で何とか救ってはいただけないでしょうか。」

 

IPS細胞研究の山中氏の本によれば、研究所の多くが正規職員ではないそうです。日本の基礎研究費の少なさを指摘するのはノーベル賞受賞者からも心配する声が上がっています。

医療的な支援を期待したいですね。研究費が増えるか、寄付金が増えるか。そんなことがよぎりましたが・・・・。

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抵抗が少ないところから [医療]

 

 

西日本新聞731日の岡野雄一さんの『ペコロスの陽だまり』という漫画に「バンコ(縁台)」で語らう姿が描かれていました。バンコはという呼び名は九州では結構広く使われているようです。ネットによればポルトガル語だというが・・・。わが家では農家の土間があったのでそこに置いて卓球の真似事をしたりしていました。

 8月から介護保険の負担が一部で3割負担に、医療費も負担増になります。

 

「医療費も負担増に

70歳以上、年400万人以上影響

高齢者は医療でも81日から所得が高い人を中心に負担が増える場合がある。医療費が高額になった 際、患者の窓口負担が重くなりすぎないよう月ごとに上限を設けた「高額療養費制度」が改正され、70歳以上の上限額が一部引き上げられるため。年間400万~1500万人程度が影響を受けるとみられる。上限額は所得に応じて区分され、年収370万円以上の「現役並み」所得者は、現在月57600円となっている通院医療費の負担上限がなくなる。入院を含めた世帯の上限額も現在は一律で月8100円が基準だが、3段階に分け、例

えば年収約1160万円以上の世帯は基準が252600円に引き上げられる。年収370万円未満で住民税を課されている人は、現在は月14千円の通院医療費の負担上限が18 千円になる。ただし、持病で長く通院する場合などに配慮し、年聞の最大負担額は現在の144千円で据え置く。世帯ごとの上限額も現行の月57600円で変わらない。」(2018730日西日本新聞)

 

比較的裕福な方たちから始まるので自分には関係ないと思われていると思いますが、今までのやり方をみれば、財政が厳しいからと所得水準を下げて対象にを広げることを狙っていると思います。

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正しく知ることは難しい [医療]

 

 

「人間は、どんな人だって、一人の人間として経験することに限りがある。しかし、人間は言葉というものをもっている。だから、自分の経験を人に伝えることもできるし、人の 経験を聞いて知ることもできる。その上に、文字というものを発明したから、書物を通じて、お互いの経験を伝えあうこともできる。(略)

できるだけ広い経験を、それぞれの方面から、矛盾のないようにまとめあげていったものが、学問というものなんだ。」(『漫画 君たちはどう生きるか』)

 

人間が経験することの狭さと克服するためのことをコペル君につたうていますが、同じように、次の投稿に共感しつつも、理解してもらうのは大変なことではないかと思いました。理解されない疾患・障害は沢山あります。私が関わるてんかんでもいろんな分類や型があり、筋ジストロフィーもいろんな型があるように聞きます。


「(声)筋ジストロフィー正しく伝えて 21歳 2018222日朝日新聞

 私は現在、デュシェンヌ型筋ジストロフィーを患っております。筋肉を動かすのに必要なたんぱく質を作れない病気で、運動機能の低下などが主な症状です。

 私自身、普段から水泳やストレッチ、水中ウォーキングや懸垂などをして、健康維持に励んでおります。そのこともあってか、疾患の進行はあるものの、身体を良い状態に保てています。

 そんな生活のなか、テレビで「ACジャパン」の筋ジストロフィーのCMを見ました。私が抱いた第一印象は、筋ジストロフィーの悲観的な側面が強調されすぎているということでした。「筋ジストロフィーの患者は必ず寝たきりになる」という間違った理解を広めてしまうのではないか、とも感じました。

 筋ジストロフィーにもさまざまな種類があります。人によって上半身の筋肉量が減少するだけの人、下半身のみの人など、個人差があります。

 もっと色々な人に焦点を当てて、筋ジストロフィーには多様な種類があり、個人差もあるということをきちんと伝えてほしい。それがこの病気を真に理解することにつながると思います。」

 

疾患としては多様であり、個人差も大きいのはてんかんも同じです。疾患の理解としてはその範囲の理解で良いのではないかと思います。そして、社会的な差別・偏見を持たないように啓発していくことではないかと思うことが多いです。

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在宅の看取りの困難さ [医療]

 

 

「仲畑流・万能川柳   毎日新聞201797日 東京朝刊

☆印は秀逸(仲畑貴志選)

☆コンセントあれば便利な墓掃除 青森 よしのまち

試食後の立ち去る時に要る演技 兵庫 岩尾直水

エレベーター訂正ボタン欲しいとき 鴻巣 雷作

読むことが想定されてない約款 静岡 石垣いちご (以下略)」

 

在宅医療と看取りが課題になっていますが、家族の対立は難題ですね。役割を果たさないという不満は生育環境などを含めて多寡はあると思います。誰に主導権があるのかという社会的な合意が必要な気がしますが。

 

「緩和ケア病棟 4割で家族対立「役割果たさぬ者がいる」毎日新聞2017911

 

 緩和ケア病棟で最期を迎えたがん患者の遺族の4割以上が、患者への対応を巡って家族内の対立や不満を経験していたとの調査結果を、筑波大などの研究チームがまとめた。患者だけでなく、みとりが近付く家族への精神面への支援の重要性が改めて浮き彫りになった。国際精神腫瘍学会誌に掲載された。

緩和ケア病棟は、治癒を目指す治療の継続が難しくなった患者を対象にした施設で、心身の痛みの除去を中心に行う。チームは2016年5~7月、国内71カ所で死亡したがん患者767人の遺族(20歳以上)に書面でアンケートを実施。対立の有無に関して8問全てに回答した458人分を解析した。回答者は配偶者(44.6%)と子供(39.7%)が多かった。

その結果、8問のうちどれかを経験した遺族は42.2%に上った。具体的には「役割を十分に果たしていない家族がいた」が最多の22.9%。次いで「治療方針で意見が合わないことがあった」が20.9%いた。「自宅や緩和ケア病棟など患者が残された時間をどこで過ごすか意見が合わないことがあった」も11.4%、「家族で傷つけ合ったり怒鳴り合ったりした」も11.2%いた。対立は回答者が若いほど多い傾向があった。

チームの浜野淳・同大講師(家庭医療学)は「予想より多い結果だ。これらを経験した遺族は強い悲嘆やうつ症状があった可能性がある。気持ちの揺らぎや意見相違があることを踏まえ、患者の家族への気配りも重要だ」と指摘する。【大場あい】 」

 

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待ち時間が [医療]

 

 

「仲畑流・万能川柳 毎日新聞2017812日 東京朝刊

☆印は秀逸(仲畑貴志選)

☆ポケットに手を入れてると怒る妻 静岡 石垣いちご

無礼者心で叫ぶ電車内 東京 新橋裏通り

浅田真央全政党が狙ってる 大阪 佐伯弘史 (以下略)」

 

 

待っている時間に様々な想像して不安です。それに付き合う医療関係者の大変さもあるのかもしれません。

 

 「不安な患者に寄り添う笑顔 82

がんの再手術のため、開業医の紹介で初めて大学病院を訪れた。朝9時前というのに、広い一般受付フロアはごった返していた。カウンターで目まぐるしく動いているのは若い職員 さんが多い。てきぱきと声を掛け、分かりやすく説明 している。不安げな患者たちもその笑顔に救われる。各階の診療担当の看護師さんたちもしかり。待ち時間が3時間も4時間にもなるのはざら。本当に疲れる。だが、真摯に応対応してくれる先生や看護師さんの言葉で、不安やつらさも半減する。大きな病院ほど一人のドクター、一人の看護師さんの言葉で安心と信頼度も増幅する。また、その逆の失望もある。 医は仁術。多忙な大病院 だからこそ、高度医療、システム化に委ねず、命を預けた患者の心に寄り添ってほしい。心身の安らぎを願う患者として、そう痛感した大病院の初診日であった。」(2017615日西日本新聞)

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病気と闘うだけでなく [医療]

 

 

がんを患った小林麻央さんが亡くなった。闘病の大変さもあったでしょうが心から哀悼の意を表したい。各局も夫君の会見など放映されましたが、土曜日の朝のテレビで、BBC放送が、世界の人びとに感動や影響を与えた「今年の100人の女性」に選ばれたときに、麻央さんが、がんとの闘病生活以前に結婚や子育ての時間があっことなどすべての時間が私にはあったとする趣旨のコメントが紹介された。それに対するコメンテーターの話が全くかみ合っていなことに気づきました。がんとのことだけが小林さんの人生ではないことを本人が語っているのに、それに気づかないでいます。

 その後に聞いた自死を扱ったラジオで、現在は「死は生の終わりの一瞬」だと受け止められているのではないかと述べられていました。死が見えなくなっているという流れの中での藩士ですが、亡くなる瞬間は小林さんはがんとの闘い(この言葉もどうか)だったとしても人生ががんに支配されていたわけではありません。本人を支えてくれた母などの家族との生活、仕事・子育ての・夫との出会いなど人生にはいろんなことがあったという趣旨の言葉が紹介されました。凄い方だと思いました。がんの小林麻央だけが私ではないと述べているのだと思います。

 例えば、がんの〇〇さんとレッテルを貼れば、がんの面からしか見ることができなくなります。どんな障害があっても、日常の生活があります。そこでの生活を捨象して、病名でで可哀そうだとかなどにならないか。人生はそんな薄っぺらではないのではないか。小林さんはそんなことを言いたかったのではないかと思ってみたのでした。

 

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抗がん剤をやめるとき [医療]

 

 

薬をやめることは死につながりますが、それでも続けるかどうか。判断が求められるという。大変なプレッシャーですね。

 

「抗がん剤をやめるという決断 二ノ坂保喜

森本義夫さん(享年64) 2012年、腰の痛みが 取れずに整形外科を何軒か 回った後、九州医療センター(福岡市)で肺がんの骨 盤転移と診断されました。 既に最も進行した「ステー ジ4」で手術できず、骨盤 の放射線治療と全身の抗がん剤治療を受けました。抗 がん剤は効果を見ながら種 類を変えていきますが、9種類自の薬で、担当医に「最後の薬です。今後はどうしますか」と問われました。146月、森本さん夫婦は私の所に相談に来ました。胃がん末期でありながら当院でボランティア活動を続けた池本タエ子さん(連載4回目で紹介)の夫と義夫さんが同級生で、同時期に闘病中だったタエ子さんの在宅療養の話を聞いていたのです。 森本さん夫婦は重い病と 宣告されたとき「最期まで 寄り添って生きていこう」 と決めていました。入院仲 間の話や様子から「この薬 になったら抗がん剤治療を やめよう」とも話し合って いました。 私が診てきた進行したがん患者にとって、抗がん剤治療は薬の選択や副作用対策なども難しいのですが、最も難しいのは「いつやめるか」という見極めです。抗がん剤が効果を表すこともありますが、ほとんどは最終的にがんが体を支配します。次第に体が弱って抗がん剤は効果がなくなる一方、副作用は変わらず体を 襲います。「死ぬまで続け る」という医師は多いので すが、私は少しでも回復力 が残っているときに抗がん 剤をやめればよりよい生活を維持できると考えています。(以下略)(にのさかクリニック院長、福岡市)

 

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科学的だけでは足りないと [医療]

 

 

 

「迫田陽子さんのチョイ・オーイ ベトナム

伝統医療の歴史学ぶ

ゴールデンウィークも過ぎましたね。ベトナムも4 30日から4連休でした。 いつもはバイクや車であふれる道路もすいていて、バイクの運転も快適でした。用事ついでに、普段あまり行かないエリアに足を伸ばしてみました。 ホーチミン市中心部から15分ほどのところに、製薬会社が運営する「ベトナム伝統医学博物館」があると聞き、訪れました。住所をたどっていくと、静かな住宅地に伝統家屋風の建物が。博物館には見えず、周囲をぐるぐる回っていると、近所の人が「あっちが受付よ」と教えてくれました。入館料は12万ドン(6 00)。ベトナムでは割高です。公立の博物館や美 術館は大体2万ドン前後。 ふらりと入るには高かった かな、とも思いましたが、 結果的には満足しました。館内では伝統医療の歴史が紹介され、英語のガイドさんが説明してくれますし、案内ビデオも公立のものよりはるかに分かりやすかったです。

ベトナムの伝統医療は、王族の健康維持のため、家来が中 国に医学を学びに行ったのが始まりと か。そのため、薬の原 料も使い方も漢方に 似でいます。ベトナムでは「ウォン・チャ ・モッ・ガイ・サー・バ クシー」(11杯の お茶は医者を遠ざける)と言われ、館内に もお茶を煎じる器具が多く展示されていました。ミュージアムショップにもさまざまなお茶があって、薬草をブレンドしたお茶を買いました。伝統医療の力を味方に、日々健康に過ごしたいものです。(ベトナム・ホーチミン在住ジャーナリスト)」( 2017515日西日本新聞)

 

1991年にEBM(科学的根拠に基づく医療)という主張が強まり、精神科医療でもエビデンスということが強調されました。疫学的な根拠に基づく医療の提供ということですが、それには行き過ぎがあったということで「NBM narrative-based  medicine 物語に基づく医療」と言うことが提唱されたそうです。物語とは「闘病記」などです。例えば、てんかん発作は天候や気圧に左右される人がいる」というのは、エビデンスがないとして排除されますが、NBMでは重要な情報として尊重されます。現場でどうなっているかは知りませんが、科学的根拠が証明されないから排除するというのでは患者との距離は縮まらないのでは。

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医療者と患者を誰がつなぐ [医療]

 

 

医療者と患者を誰がつなぐ

 

 

 

 

 

「がん患者に対話と交流を 「がん哲学外来」樋野氏講演

 

病気になっても病人になってはならない。「がん哲学外来」の提唱で知られる順天堂大医学部の樋野興夫教授(63)、が福岡市で講演し、がんを告知されて死を意識したときの生きざまを説いた。日本人の2人に 1人ががんにかかるといわれている。樋野教授は「どんな境遇でも役割がある。困っている人に手を差し伸べて」と呼びかけた。(略)

 

樋野教授は「人間には最後に『死』という大切な仕事がある」と表現。「若い時に華やいだ生活をしようが苦しい生活をしようが、人生は最後の5年間をいかに過ごすかで決まる」と指摘し「がんも一つの個性。人間には使命があり、病気でも病人にならない社会づくりが必要」と語った。医師に対しては「患者と同じ目線を」と訴えた。(以下略)」(2017424日西日本新聞)

 

 

 

がんカフェの様子をテレビで見ましたが、患者と家族の声を傾聴する場が必要ですね。その意味では、下記の報道は残念ですが、新しい動きが必要ですね、

 

 

 

「苦情が医療者の認識変えた

 

患者の権利オンブズマン

 

活動18年 福岡市で解散報告集会

 

 

 

患者や遺族から苦情を受け付け、医療機関などに対応を迫ってきた福岡市のNPO法人患者の権利オンブズマン(久保井摂理事長)の解散報告集会が23日、同市、・天神であった。「苦情 に学ぶ」を合言葉に、患者 側と医療機関が対立する訴訟ではなく、対話による解決を目指した活動を関係者が振り返った。514日の臨時総会で解散する。欧州の苦情解決制度を参考に、19996月に発足。研修を積んだボランティアが相談に応じ、医師や看護師、弁護士らが助言 して約6600件を受けてきた。同様の取り組みは関 東や関西などにも広がつた。 同集会では冒頭、副理事長の平野亙・大分県立看護科学大准教授が解散の背景に入手不足や財政難などがあったと説明した。 続いて5人がパネル討 論。発足時からの相談員、 福山美音子さんは「話をするたびに元気になり対医療機関の『気持ちを理解できず申し訳なかった』という、一言で納得された相談者がいた。患者や家族の思いを 受け止める場がいかに大切かを知った」と報告。医師 として活動に協力してきた熊本市西区の病院長、赤木健利さんは、患者によるカルテ開示請求が珍しくなくなったことに触れ「活動は

 

医療者の認識を変えた」と評価。宮若市の病院長、有吉通泰さんは「医療には近年厳しい目が注がれておりこうした組織はより必要になるのではないか」と解散を惜しんだ。」(同前)

 

 

 

 

 

「がん患者に対話と交流を 「がん哲学外来」樋野氏講演

病気になっても病人になってはならない。「がん哲学外来」の提唱で知られる順天堂大医学部の樋野興夫教授(63)、が福岡市で講演し、がんを告知されて死を意識したときの生きざまを説いた。日本人の2人に 1人ががんにかかるといわれている。樋野教授は「どんな境遇でも役割がある。困っている人に手を差し伸べて」と呼びかけた。(略)

樋野教授は「人間には最後に『死』という大切な仕事がある」と表現。「若い時に華やいだ生活をしようが苦しい生活をしようが、人生は最後の5年間をいかに過ごすかで決まる」と指摘し「がんも一つの個性。人間には使命があり、病気でも病人にならない社会づくりが必要」と語った。医師に対しては「患者と同じ目線を」と訴えた。(以下略)」(2017424日西日本新聞)

 

がんカフェの様子をテレビで見ましたが、患者と家族の声を傾聴する場が必要ですね。その意味では、下記の報道は残念ですが、新しい動きが必要ですね、

 

「苦情が医療者の認識変えた

患者の権利オンブズマン

活動18年 福岡市で解散報告集会

 

患者や遺族から苦情を受け付け、医療機関などに対応を迫ってきた福岡市のNPO法人患者の権利オンブズマン(久保井摂理事長)の解散報告集会が23日、同市、・天神であった。「苦情 に学ぶ」を合言葉に、患者 側と医療機関が対立する訴訟ではなく、対話による解決を目指した活動を関係者が振り返った。514日の臨時総会で解散する。欧州の苦情解決制度を参考に、19996月に発足。研修を積んだボランティアが相談に応じ、医師や看護師、弁護士らが助言 して約6600件を受けてきた。同様の取り組みは関 東や関西などにも広がつた。 同集会では冒頭、副理事長の平野亙・大分県立看護科学大准教授が解散の背景に入手不足や財政難などがあったと説明した。 続いて5人がパネル討 論。発足時からの相談員、 福山美音子さんは「話をするたびに元気になり対医療機関の『気持ちを理解できず申し訳なかった』という、一言で納得された相談者がいた。患者や家族の思いを 受け止める場がいかに大切かを知った」と報告。医師 として活動に協力してきた熊本市西区の病院長、赤木健利さんは、患者によるカルテ開示請求が珍しくなくなったことに触れ「活動は

医療者の認識を変えた」と評価。宮若市の病院長、有吉通泰さんは「医療には近年厳しい目が注がれておりこうした組織はより必要になるのではないか」と解散を惜しんだ。」(同前)

 

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