進化の誤解? [読書]
テレビで子どもの物知り博士が登場する番組で大人の話と噛み合わないのが「進化」というのが、不都合な部分を改良してきて良くなってきたという思い込みがあるのを子どもが分かりやすく説明していました。『残酷な進化論―なぜ私たちは『不完全』なのか』によれば、心臓病・腰痛・難産になるように進化しているという。設計ミスと思える進化をしているのだという。
『残酷な進化論』と同じ著者の更科功『美しい生物学講義』では次のように説明されています。
「ヒトの四つの特徴の中で、どれが最初に進化したかは、化石から推測できる。それは『直立二足歩行』と『牙を失ったこと』である。この二つがほぼ同時に進化したことによって、ヒトの祖先は、他の類人猿から分かれたのである」
テレビの話に戻ると、ヒトの進化はどうなるのかという東大の先生にに問うのですが、進化の壁は核兵器がこんなにあったのでは予測しても意味がないのでという趣旨の話に感銘を受けました。進化の社会の壁・・・。
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