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地方の荒廃 [生活]

 



 



10年かけ徒歩で列島一周 8600キロを踏破した75歳が見たニッポンとは 2020/2/29



西日本新聞 ふくおか都市圏版 上野 洋光 」を興味深く読みました。荒廃していく地方というのはよく聞きますが、それを歩きながら実感しているのは8600キロの重みだろうか。農業の課題では、大規模化で解決するという政府の指導があったがそれは広がったわけではない。漁業では乱獲規制が進まず、小規模の漁業が成り立たなくなっていると聞く。個人的には同じ年でこれだけの元気さをもたれていることらに敬意と羨望があります。



 



「全国の沿岸を歩いてみて分かったのは、地方の山林や田畑の荒廃ぶりだった-。約10年かけて徒歩で日本一周を果たした福岡県春日市の農業白水繁則さん(75)の実感だ。夢をかなえ、「冥土の土産になる」と喜ぶ一方で、代々続く農家として「日本は農業を大切にしてきた国なのに。このままでは国が滅んでしまう」と今も危機感を募らせている。()



 旅を終えて今、感じているのは東京、大阪など都心部と地方の人口格差。「都会は若者も多かったが、地方では若い人たちをほとんど見掛けなかった」と白水さん。田畑も山林も荒れ放題で、空き家の多さが目についた。「九州も全国の田舎も同じ。田舎が粗末に扱われ、農林業を大切にしないようでは文化も廃り、国は駄目になってしまう」と嘆く」



 



田舎が粗末に扱われてきたという思いは強いし、このままでは文化も廃り、国はダメになるという叫びが聞こえてきます。先日のテレビ「ポツンと一軒家」で、山奥で数軒が、距離が離れていても「祭り」(文化)だけはと続けているのは、祭りの再生=地域の再生への祈りではないかとみました。


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