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年金繰り下げ支給と就労延長は [年金]



 



 NHKのニュース番組でベルリンの壁30年ということで旧社会主義国の実態が取り上げられていました。旧東欧諸国の人たちにとって当時の支配体制が崩壊すればバラ色の生活が待っていると信じていた。だが、壁もなくなったが、仕事はない、生活は改善しないという。急激な変化に経済が対応できないでいるという。「全世代型社会保障」として検討されている仕組みはどういう社会を見せてくれるのだろうか。



社会保障費の削減策の検討で「年金の繰り下げ支給」と「高齢者の働く場の確保」が有力な施策として語られています。参考になると思われる論考がありました。



 「就労延長で老後の生活水準はどうなるか レポート ニッセイ基礎研究所 ジェロントロジー推進室 主任研究員 高岡 和佳子 2019-10-02」では次のように結論付けられています。



 



「公的年金の繰下げ支給の効果は限定的であり、生活水準の低下を抑制する効果はあまり確認できなかった。一方、就労延長の効果は大きく、パートやアルバイトの従業員として就労する場合であっても、十分な効果が確認できた。また、就労延長の効果は、所得の低い世帯ほど大きいことも分かった」



 



 普通の年寄りからみるとある程度実感できます。働くお金と年金では今の仕組みでは経済的支援に差がありすぎるように思われます。国民年金5万円で暮らす人と厚生年金20万円で暮らす人の格差を埋めるには働くしかないように思われます。



 ところが高齢者は衰え、病や介護が必要になる可能性が高いのです。働くつもりでいてもいつ止めざるをえないことが出てくる可能性があります。病や介護は本人に限らず家族の介護等が待っているかもしれません。その時の救済策が用意されているのか。簡単には話にのれないように思いました。



 


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