認知症は老い [認知症]
樹木希林さんは『一切なりゆき』で、「きようよう」が大事だという。教養ではなく「今日の用事があること」だという。
「ポツンと一軒家」というテレビ番組では山間部などで暮らすお年寄りなどを訪ねていく番組です。先日も80歳代の夫婦がそれぞれのやれる作業を分担しながら暮らしていました。田んぼに水を送る水路の掃除を夕方までやりますというお婆ちゃん。病気で力仕事が限定されるようになったお爺ちゃん。それでもできなくなる日まで続けるという覚悟が感動的でした。
「認知症は老いです。高齢になればだれもが経験するただの老いにすぎません。 でも、少しぐらい不自由を感じても、まだまだ人生を楽しむことはできます。むしろいちばんみっともないのは、つまらなそうに生きている高齢者です。何の楽しみもなく、ただしょぼくれている高齢者です。」(『自分が高齢になるということ』)
ただ、「ポツンと一軒家」には認知症のお年寄りはいません。それが不思議です・
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