病は闘うものですか [てんかん]
今年、一昨年とALSで知り合いが亡くなりました。私より若く尊敬していた人でした。
「(声)闘えない病気あること知って 57歳 2018年4月30日朝日新聞
「闘病」という言葉が嫌いでした。夫は筋萎縮性側索硬化症(ALS)で、昨年12月に亡くなりました。進行性の神経難病で治療薬もありません。徐々に体が動かなくなり、食べることも話すことも出来なくなりました。残りの人生で「今日よりいい明日」は有り得ないのです。
そんな生活の中で、「闘病」という言葉を時々見聞きすると、「闘える病の人はいいよね」と感じていました。
夫は私と24時間一緒にいられることを幸せだと言い、病気中に3人の孫を授かったことに感謝していました。病の全てが闘えるものではないということ、そして病気でも得られる幸せはあるということを、夫との日々から学びました。」
私もまた持病とつきあってきました。そこの団体の本にも「〇〇との闘い」という表現されていました。私には闘いというより、どう受け容れるかが勝負だったように思います。それも含めて闘いといっていたのかもしれませんが、闘うものではないように思ってきました。
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