涙した患者 [てんかん]
「笑ってこらえて」で、宝満山で初日の出を待つ人たちを紹介していました。毎日のように上ってくる人たちもあれば、仲間同士のグループもあります。若い頃上ったことがありますが、結構厳しい山です。最近は登山口の竈門神社の紅葉を見に行くことがあります。社務所も新しくなり、縁結びを願う若い人たちが多いですが。
「コラム 花時計
ここ1カ月ほどせきが止まらず、寝苦しい夜が続いていた。取材相手との会話も支障を来し、医療施設を3度変えた。インフルエンザでもなく、 原因不明のまま、抗生剤や強めのせき止めを使い続けても止まらなかった▼わらにもすがる思いで4施設目の扉をたたいた。福岡市内にあるその内科で経過を説明すると、「俺が全力でせきを止めるけん。夜もぐっす り寝られるばい」と医師。 治らなかったら患者に責められるリスクもあるのに、ばりばりの博多弁で 治すと言い切ってくれ た。医師の前で思わず涙した▼診断はせきぜんそく。吸入薬などにより数日後、うそのようにせきが止まった。今はぐっすり寝られている。患者に心から寄り添い、安心をも処方してくれた医師に、お礼を伝えたい。(森下公貴)」
(2018年3月2日西日本新聞)
医師の言葉は重い。18歳で働きに出る私に「浮んでいる木を沈めるようなものです」と言われました。薬でじっくり治すしかない道がないことを諭したのだと思います。当時のてんかん医療の限界だといえます。今は治る人が圧倒的に多い時代です。
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