研究環境の悪化は [経済]
「仲畑流万能川柳 毎日新聞2018年1月27日 東京朝刊
☆印は秀逸(仲畑貴志選)
☆オレのケガどうなったんすか貴ノ岩 春日部 匠大平
親方がもし警察に言わなけりゃ 池田 池田のヨン
相撲道華道に引導渡される 東京 ほろりん (以下略)」
山中所長が続投されるというので安心しましたが、山中氏も研究費の確保のために奔走されていることが報道されてきました。
「(声)iPS研究、雇用環境改善して 65歳 2018年1月27日朝日新聞
京都大iPS細胞研究所で、有期雇用の36歳の特定拠点助教による論文の図や数値に捏造(ねつぞう)・改ざんがあったと報じられた。不正はあってはならないことだが、この助教には雇用の期限内で短期的な成果が求められ、達成できなければ失職する恐れがあったという。こうした雇用制度の問題が背景にあることも、考えるべきだと思う。
国立大学の法人化で、国からの運営費交付金がほぼ毎年、引き下げられた。各大学は、個人への研究費配分を減らすとともに、人事を凍結し、採用を有期雇用に変え、人件費を削減してきた。その結果、日本の大学の発表論文数は減少し、国際的地位も低下した。
今回のような論文の捏造や改ざんを防ぐには、個人の問題にして処分を厳しくするだけでなく、研究者がもっと安心して研究に打ち込める環境づくりに努めるべきだろう。つまり、有期雇用を廃止し、雇用を心配せずに研究できる環境を整えるべきだ。さらに、科学研究費補助金に頼らなくても最低限の研究ができるよう、研究費も全分野で増額すべきだ。
iPS細胞の研究は、日本が世界にリードする分野だからこそ、研究環境の大幅改善を国に願う。」
オスプレイ1機約100億円。4機も買うという。1機分を研究に回したらどうか。
コメント 0