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若者の保守化だと [政治]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「原爆孤児悲惨 天涯孤独の身  59

今夏、NHKラジオで放送された原爆孤児の話はあまりにも悲惨だった。広島で原爆が投下されたとき、 学童疎開していた国民学校 6年生。一瞬にして父母、 きょうだいを失い、天涯孤独となった。こんな子どもたちが大勢いたという。親戚に引き取られても、そこも生活が大変。孤児院も満杯。やくざが子どもを甘い言葉で誘い、暴力と脅して稼ぎをピンハネした。行き場のない孤児たちは生きるため、女性の屋台を襲った。その数6千人とも。原爆の傷痕を背負って72年を独りで生きてきた人を前に、戦争の抑止力として核が必要とは口に出せない。日本は米国の核の傘の下にあるから、核兵器禁止条約の会議にも参加しなかった。被爆者の願いを踏みにじる残酷な仕打ちである。日本人として恥かしい。」(2017113日西日本新聞)

 

先の戦争の反省の上に今の日本はあるのだと思うが・・・。選挙結果は若者の保守化を示しているという。

 

「政治の活発化何としても

「若者の保守化」に思う

宇野重規 東大教授

今回の衆院選で興味深かったのは、若者の自民党支持率が高いという点である。共同通信 の世論調査を見ても、20代の自民党支持率は40%を超え、他の世代、とくに自民党支持率が30%台前半にとどまる40代から60代と明確な対照をなしている。新たに選挙権を得た18歳や19歳の有権者においても自民党支持の割合は高く、「若者の保守化」を指摘する論者も少なくない。実際、筆者が多様な大学生と接していても、選挙での判断基準を「安定」「継続性」「現状維持」「今のままでいい」とする声が目立つ。もちろんリベラル派を支持する学生もいるが、全体としては少数派である。やはり現政権の継続を支 持する若者が多い傾向は否定しがたい。 背景としては、安倍政権発足以降、就職内定率の上昇など若者の雇用環境が改善していること、子どもの頃から「民主党政権の失敗」を聞かされ、政権交 代に否定的なイメージを持っていることなどが指摘される。中国の大国化や北朝鮮のミサイル問題もあって、アジアの近隣諸国に対し「強い」姿勢を示す安倍首相への支持が高まっているという意見もある。しかし、このような若者の傾向を、単に「若者の保守化」として総括すべきなのだろうか。 もう少し慎重であるべきだと思われる。実際、NPOの活動や 「ソーシャルビジネス(社会的起業)」をはじめ、社会的な活動に興味を持ち、参加へのフットワークが軽い人が多いのもこの世代である。「社会を変える」 ことに無関心とは言えない若者 たちを「保守化」の一言で片づけてよいとは思わない。(以下略)」(同前)

 

保守化しているというのは皮相な分析ではないかと言うのが論旨だと思うが、マスコミの右傾化・報道への圧力を抜きにした議論は成り立たないと思う。世界の報道の自由度が70位以下です。相当偏った報道がされている事実を見ないといけないと私は思う。

 

 

 

 

 

 


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