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もやしと新聞 [ジャーナリズム]

 

 

 

「デスク日記

モヤシの生産者が苦境にあえいでいるという。スーパーなどの安売りが激しくなった結果、原価割れで売られることさえあり、廃業が相次いでいるそうだ。ふと何かに似ている気がして、思い当たったのはほかでもない。この紙面に並んでいる新聞記事だ。

 「ニュースはただ」。インターネットの普及でそんなイメージが強まった。確かにネットをのぞけば、一通りのニュースは対価を払わなくても容易に得ることができる。考えようによっては、新聞の現状はモヤシ以上に危機的だ。

 さまざまな分野のニュースをコンパクトに探せる一覧性も、もう一歩踏み込んだ記事も、ネットには負けない新聞の強み。新聞記者がいなければ掘り起こせなかったニュースもある。ただ、いくら力んでみても、新聞が必要か否かは読者のご判断。対価に見合う記事を届けられているか-。モヤシ同様、食卓に欠かせない存在であり続けるために心したい。 (宮田英紀)=2017/07/14付 西日本新聞朝刊=」

 

フェアトレードという仕組みがありますが、安売りに対抗するのには困難があると思う。その点では新聞はまだ改善の余地は大きい。例えば、次のような問題について関係者の意見を聞くことでも十分に読者を満足させると思うが、どうでしょうか。

 

「(声)障害者の雇用、体裁のためでなく 49際  2017714日朝日新聞

 私は手足が不自由な2級の障害者で、こなせる職種は限られ、勤め先も、私が運転できる仕様の車で通える所に絞られる。それでもようやく、開設間近の配送センターにパートの口を見つけた。数人で伝票発行作業をする職場。「どんな出会いが?」「仕事はすぐ覚えられるかな?」と期待と不安を胸に、6月1日業務開始。

 ところが、健常者は伝票入力など本来の業務を教わっているのに、私は終日、シュレッダー処分や、用紙を綴(と)じるためらしい穴開け作業。教わる必要もない単純作業なので会話もない。疎外感を上司に訴えたが「これも大事な仕事」と言われた。本社の採用担当者にも事情を伝えたが「責任者と相談を」と動いてくれなかった。

 障害者雇用の体裁づくりに利用されているだけのような気がして、1週間に満たず退職した。これまで、出産やスキルアップのために退職したことはあったが、今度のような理由は初めて。まだまだこんな所があるのだ。

 会社のホームページでは「障がい者雇用」で、適性を考慮した職場への配置と仕事内容の配慮を掲げているのに。人として見てもらえなかった悔しさがこみ上げる。」

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