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ただ泣けて [高齢者]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「『怪文書』存在代償は大きい 46

安倍政権のおごりを批判する声が聞かれない日はない。といって、野党が過半数を占める状況にもない。閉塞感が漂う。「他よりまし」という理由さえあれば「政策に期待」できなくても、1強の数の力を繰り返し行使されて も、今のままでいいと考える支持者が次の選挙も清き一票を投ずるのだろうか。そんな状況を良しとしない人々を監視する、まことに使い勝手のよい「共謀罪」が瞬く間に成立した。「共謀罪」の産声が聞かれた直後、官邸の最高責任者のご意向が反映された文書が見つかった。「怪文書」はちゃんと省庁に存在したのである。うその代償は大きすぎた。 もう「他よりまし」では 済まないことに、国民は気付いた。」(2017622日西日本新聞)

 

平気で嘘をつく人たちの話ばかりで・・・。その後に、次の投稿を読みました。

 

「紅皿 ただ娘として

今年も県高校総体が終わった。去年は大会初日、学校で勤務中に兄から連絡があった。嫌な 予感がしながら折り返すと、やはり父の余命についてだった。病気が見つかり10カ月。父自身はあと1年と思っているけれど実は23カ月 であること、抗がん剤治療はせず、痛みがひどくなればホスピスに入ること、などを伝えられ たが、正直、あまり実感は湧かなかった。 翌日は佐賀市まで試合の引率をし、夕方帰途 に就く前、車の中から父に電話した。表向きの用件は、2日後に迫った母の誕生日についてだったのだが、途中で父がため息交じりにつぶやいた。「お母さんを置いて逝くのが心残りでなあ。あれは方向音痴やけんバスにも乗れんし」。そのとき何と言って電話を切ったのか覚えていない。ただ電話の後、涙があふれで止まらず、佐賀から唐津までわんわん泣き通しで運転したのを覚えている。通夜より葬儀より、なぜかあのときが一番泣いたような気がする。今にして思えば、社会的立場も人目も関係なく、母としてでもなく、ただ父の娘としてだけ泣くことができた貴重な時間だった。父は宣告通りそれから4カ月後に世を去った。(教員・46歳佐賀県唐津市)」(同前)

 

ご両親の生き方を感じました。

 

 

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