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家庭血圧が基準では

 

 

血圧については医療機関。製薬メーカーの思惑が絡んでいるように思えます。新聞の広告で130からが高血圧だとしていますが、年齢が70歳超えても130だというのでしょうか。

 

「(老いとともに)血圧、どこまで下げれば?201753日朝日新聞

    血圧が高いと、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などを起こす危険性が高まる。最近、これまで考えられていたよりも「低め」がいいとの研究結果が出て、話題になった。でも、低くなりすぎることで起こるめまい、ふらつきも心配だ。高齢者は血圧をどこまで下げればいいのか。

 

 ■米で「120未満に効果」

 「衝撃データ」「『血圧は120以下に』は本当か?」。一昨年秋、複数の週刊誌にこんな見出しの記事が出た。米国であった臨床試験の結果を受けたものだ。(略)

 日本高血圧学会が示す降圧の目標値は、65~74歳で140未満。75歳以上は150未満で、薬の副作用の問題などがなければ140未満をめざすとしているが、SPRINTの結果だと「もっと低めの方がいい」ように見える。

 ただ、この研究は「血圧の測定法が特殊」と指摘されている。参加者は医師や看護師らのいない場所で5分間安静にし、自動式の機械で測ったとされる。この方法だと医療スタッフの前で緊張して血圧がふだんより高めになる「白衣高血圧」を避けやすい。

 この研究で120だった人が、診察室で測ったとすると値はどれくらいか。帝京大の浅山敬(けい)准教授が過去の調査をもとに算出すると、135くらいになった。「これだと、日本で目標とする140未満とさほど変わらない」(浅山さん)。また、75歳以上で120未満をめざした人たちが実際に到達した値は、123が中心だった。

 学会は、測定方法によって値がどう異なるのかを日本人でも調べる研究を始めた。今の目標値をすぐに見直そうという動きにはなっていない。

 

 ■歩けない人、逆効果も

 血圧が高いと、血管が傷んで脳卒中や心筋梗塞などの「心血管病」で亡くなる危険性が高まる。国内の調査でそんな傾向は、高齢者でも示されている。桑島巌・東京都健康長寿医療センター顧問は「年齢が高くても高血圧はきちんと治療する。その意義がSPRINT試験でも確かめられた」とする。

 ただ、同じ年齢でも人によって健康状態はさまざま。高齢になると高血圧以外にもいろいろな不調を伴いやすい。(略)

 ■目標値、個々の症状に応じて

 高齢になるにつれ血管のしなやかさが失われ、血圧が大きく上下するようになる。立ち上がったときや食後に急に血圧が下がり、ふらつきや立ちくらみなどが起きやすくなるのはこのためだ。

 治療に使われる降圧薬は、血圧が急に下がりすぎないよう、高齢者の場合は通常の半分の量から始める。気温が高まるこれからの時期は一般に、冬に比べて血圧は低めになるといい、状態に応じて薬を調整する。

 高血圧を招きやすい塩分のとりすぎにも注意が必要だ。食塩摂取の目標は高齢者でも1日6グラム未満。ただし薄味のせいで食べる量が減り、低栄養になる恐れがある。阪大の楽木さんは「無理に減塩するより、まずしっかり食べてもらい、塩分を体外に出す作用のある利尿薬を少し使う。患者によっては、そんな対応があってもいい」と話す。

 血圧の上がりやすい時間帯が朝の人も夜の人もいて、とくに高齢者では個人差が大きい。久留米大医療センターの甲斐久史・副院長は「同じ血圧値でも立ちくらみが出る人と出ない人がいて、特徴がぜんぜん違う。数値だけを見ていてはだめです」。安全な目標値は、それぞれに応じて設けることが大切という

 個人の状態を知るために重視されるのが、家庭での測定だ。上腕につけるタイプの機器で朝と夜、リラックスしてから測る。数値は、記録して医師に伝える。診察室で測るよりも低めに出やすく、学会の降圧目標値なども診察室での値より5だけ低く設定されている。

 宮川内科小児科医院(横浜市)の宮川政昭院長は、診察室での値が高血圧の基準に達していても、家庭血圧が長い間、安定して低い場合は、薬をやめて様子をみることがある。「家庭血圧はいわば『ふだん着』の血圧。よそ行きの診察室血圧より、その人本来の値を示しやすい」。宮川さんはそう話す。(編集委員・田村建二)」

 

 

例えば、130以上が高血圧とすれば、70歳以上の人の平均値が140を超えるそうなので多数が高血圧になります。不安を煽ることなく、儲けのことを抑えたげんばになるような診療になるようにしてもらいたい。

 

 

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