開放的な作業所に [作業所]
「(声)開放的な福祉作業所守って 30歳 2017年2月22日朝日新聞
私は今、知的障害者の福祉作業所で働いています。去年、相模原市の施設で悲しく残こくな事件がおこってしまいました。その事件の影響をうけて、様々な施設で、施設開放のイベントが中止になったり、ボランティアさんの受け入れをしなくなってしまったりしております。
私の通っている作業所では幸い、まだそのようなことにはなっていませんが、ニュースを聞いて、不安な気もちになっている仲間も数多くいます。
私の作業所でも、他の施設でも、私たちのような人が、障害のない人と同様に地域で普通にくらせるように、はたらいています。そのように所長さんや職員の皆様が一生懸命つとめてきてくれました。その方々には感謝しきれないほど、私たちは感謝しています。
私は、日本中の作業所、施設がみんな開放的で明るくなれば良いのになあ、と思っています。
なのにこのような事件で昔のような閉さ的な場所にもどってしまったら、職員さんや、所長さんたちの努力が、ムダになってしまったみたいで、とても悲しく思います。」
事件後、政府は防犯対策を求め、警察も防犯の徹底を施設に要請しました。それだけでしたので、多くのところが悩みながらも、イベントを中止したりしたと思います。なぜか。政府は事件を非難したが、国民にこうした言動との闘いを呼びかけはしなかった。19人もの大量殺人事件なのに・・・。そのことも施設側の意識を萎縮させたのではないか。それだけではないかもしれませんが、そんなことを思ったりしたものでした。
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