発展は良いことか [社会]
ベトナムの人の投書です。
「共生より競争・変化する祖国
私の国ベトナムは昔貧しい国でした。その時代は学校はあまりないし、あっても収入が多い家庭の子どもだけが行きました。70%の子どもたちは学校へ行くことができませんでした。私の国は農業の国です。生活はとても苦しいですけど、みんな仲良くしていました。国の経済がどんどん発展しています。子どもたちは、ほとんど学校へ行くことができます。生活はよくなっています。でも、昔はみんな仲良くしていたのが、今、人と人は競争をしています。共同体より、個人の生活を大切にしています。人々は自分の利益のために何でもします。他人がどうなっているか関係ないと思っている人もいます。国が発展したことによって環境問題や少年犯罪などが起きて、とても残念です。国は発展してほしいですけど、昔のほうが平和でした。(福岡市城南区・学生)」(西日本新聞)
日本もそうだったと思います。私が働きだした頃、ベトナムはアメリカと闘っていました。ベトナム反戦運動が世界中に広がっていきます。ホーチミンは元首でありながらサンダル履きだと言われていました。そうしたなかで貧困から脱しようとしてきたわけです。中国も含めて、社会主義でありながら、経済格差を抱えるようになっています。日本でも、経済的に豊かになったようで、個々の人たちの生活はどうなのか。大きく言えば生活も良くなっているのかもしれませんが。
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