北九州市で [平和]
平和を考える 講演会相次ぐ 海賊対処法テーマ 18日 空自のイラク派遣 20日 小倉北区
平和をテーマにした市民講座と講演会が小倉北区で相次いで開かれる。
県弁護士会北九州部会は18日午後6時から、小倉北区金田1丁目の北九州弁護士会館5階大ホールで、憲法市民講座「海賊対処法の向こう側に見えるもの」を開く。九州大学法学研究院の出水薫教授が講師を務める。
アフリカ・ソマリア沖などの海賊に対処するため、自衛隊の随時派遣を可能にする海賊対処法が今年6月に成立した。北九州部会は「海賊対策という名目で自衛隊を世界のどこにでも出動させることができる」と問題点を指摘。「憲法9条に抵触し、問題ではないか」と講座を企画した。
定員60人で申し込み不要。参加無料。県弁護士会北九州部会=093(561)0360。
また、北九州市の市民団体「イラク判決を活(い)かす会」(上西創造代表)は20日午後2時から、小倉北区古船場町の市立商工貿易会館で、元外務省職員で広島市立大広島平和研究所長の浅井基文さんの講演会「東アジアの平和を求めて」を開く。
航空自衛隊のイラク派遣について「憲法9条に違反するとみられる」と判断した昨年4月の名古屋高裁判決を受け、判決が示した「平和的生存権」の考え方を広げようという取り組み。
参加費500円(大学生以下無料)。定員80人で申し込み不要。
=2009/09/13付 西日本新聞朝刊=
ユリカモメさん提供
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