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隔離されるということ [障害者自立支援法]

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昨日の障害者自立支援法訴訟の勝利をめざす福岡の会の会合で「幸福追求権」と関連してハンセン病の人たちが施設に隔離されたことで、一般国民が得られるであろう働いたり、結婚したりなどの生活が困難になったことが憲法違反として問われて、裁判所も認めたのだという話がありました。理解不足もあるので異なるかもしれません。障がい者も、「見えない檻」に隔絶されていると福島智氏は述べますが、同様のことが言えるのではないかという発言もありました。そこで、少し疑問が出たのですが、質問できなかったことがあります。「見えない檻」論を展開していくと、障がい者施設も檻の一種ではないか。そこに閉じ込めておくのは好ましくないので、就職支援に力を入れているのだという厚生労働省の説明に逆手を取られそうに思えましたが、どうなのでしょう。

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たまたま読んでいた江上剛『いつもそばにいるよ』という小説は、「過労死」した建設会社社員が霊として死後の会社や遺族の動きを見ていくというものです。「過労死」=カロウシと外国で通用するという日本発祥の人権侵害です。「過労死」についてはある経営者が自己責任の範囲みたいなことを語ったことがあります。障がい者も含めて、社会参加していくのは自己責任だとされているのが、障害者自立支援法です。そして、憲法は理念だとする考え方で、生活と権利が脅かされています。理念でなく、実態として必要なものとして法的な判断がされることを期待したいと思います。

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