貧困の固定化 [貧困]
貧困の連鎖が指摘されて久しい。しかし、この問題への関心が広がっているようには見えません。昨年の読売新聞は次のように伝えています。
健康面への影響も懸念される。横浜市社会保障推進協議会が昨年2月末、市からデータを得たところ、国民健康保険料の滞納により、受診抑制が懸念される世帯の子供は約3700人に上った。「家庭環境で治療を受けられない子供がいる」と、同会では警鐘を鳴らす。 さらに気になるデータがある。06年4月に、大阪府堺市健康福祉局の道中隆理事が、市内の生活保護受給390世帯を無作為抽出して調べた結果、その25%は世帯主が育った家庭もやはり生活保護世帯で、その割合は母子世帯では40%に上った。「『貧困の固定化』がうかがえる。まずはこうした負の連鎖を断ち切り、親子が自立できる政策が必要」と道中理事は強調する。
これに対する施策が必要です。それは、一般的なこども対策でなく、貧困の連鎖を断ち切るために不可欠です。生活保護の母子加算復活が手始めです。
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