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年収が半分になれば農業が息を吹き返す [環境]

 少し晴れ間が見えてきました。

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年収が半分になれば農業が息を吹き返す

今日の西日本新聞投書欄は若者特集でしたが、そのなかで仕事がないといういけど農業があるではないかという指摘がありました。先日から紹介しています宮崎駿氏の著作の中に故筑紫哲也氏との対談があります。大分前の対談ですが、現在の私たちに突きつけるものがあります。

  年収が半分になれば農業が息を吹き返す筑紫民が賢かったり、愚かになったりするとしたら、愚かな民というのは、いつから愚かになったんですかね。たとえば日本人の場合は。宮崎明治の終わりごろからでしょうね。日露戦争に勝ったこと。(幕末に)ペリーが来て、大砲で(開国を)迫られたときの散風したコンプレックスが、ずっとこの民の中にあった。それがちょっと戦争に勝ったら、今度は増長して、おれたちは一等国になったと。
筑紫
だから戦後、戦場を経済に変えただけで同じようなことをやり、また負けましたね。
宮崎
この前、一ドルが二百五十円ぐらいになるのではないかと誰かが書いているのを見て、ああそうか、年収が半分になればいいんだなと思いました。ガソリンは前よりも使いにくくなるとか、輸入品の価格は上がるにしても、みんな(の所得が)一斉に下がるわけだから、それならそれで分かるじゃない、という気がしますね。大丈夫、食えますよ。六十五円のハンバーガーはとうなるか知りませんけど、日本の農業なんか息を吹き返す可能性はあるわけですよね。中国から買えばいいではなくて、自分たちで自分たちの食うものを作ろうという、ごくまっとうな発想が、年収が半分になったほうがやりやすい。日本だけが沈むんじゃなくて、世界全体が沈みますから怖くない。ぼくらは世紀末に覚悟したはずなんです。人類は百億人になるのではなく、2億人になるかもしれない。ありとあらゆる事が起こるはずだが、それでも子どもを育て生きたほうがいいって。それで「もののけ姫』という映画をっくりました。今の文明は行き詰まった。それこそ「くもりなき眼」で、ぼくらより、これからの若者のほうがずっと遠くまで見る力を持つはずです。だからいいんですよ、ルイ・ヴィトンなんか買いに行かなくて。買い物かご下げてまた買い物に行くようになればいいんですよ。テレビゲームなんて要らないじゃない。こんなに電気いっぱい使わなくていいんだもん。お風呂、二日に一回でいいんですよ。
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不況で仕事がないから「農業でも・・」「介護でも・・」という発想に私たちが犯されている倒錯した価値観があるように思います。生きていくうえで最も大事なものが何かを意識的に奪われているのに気づかずに、押し付けられた価値観の中でうごめいているのではないかと思います。過日、天然氷を秩父で作っていた人の紹介をしていました。温度がここ30年程度 平均3度前後上昇しているとのこと。作業日誌で確認していきます。当然、氷の量が少なくなります。そして、とれた氷を持って先祖の墓に報告します。温暖化などは虚構だと主張する人たちがいます。彼らは何か利益を背負っているのでしょう。
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