後悔することを後悔しない [読書]
サンデーモーニングに時々出演されている田中優子法政大学教授が、『藤沢周平に学ぶ』に書いていますが 藤沢周平を支持する理由として 「いつも何かに後悔している」ということを挙げています。江戸時代の多くの人が 身分制などのなかで 後悔しながら生きていたとの持論との重なりからのようです。後悔しないで前向きにというのが 今の価値観なのでしょうが そんなに恵まれて生きたり 強く生きてる人がどれだけいるのでしょうか
後悔したり それを愚痴ると 周囲の人は嫌がります それを聞くのは大変ですが そこでの共感する力が失われているように思います 前向きというひとつの価値観が横行しているようにも見えます
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