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一村一品運動 [市民農園]

朝食前に豆を取りに行きました。「分け入つても分け入つても青い山」種田山頭火がメールマガジンで届きました。畑から山を見るとそんな感じでした。

この周辺でも市民農園が多いのですが、私のところでは知り合いから借りたりしています。でも、私は食べ物についての関心が高いというわけでもなく、今回熊本大学の徳野先生は『農村(ムラ)の幸せ、都会(マチ)の幸せ 家族・食・暮らし』を読んでいたら次のようなことが書かれていました。
「ただひたすら一村一品運動をやっていただけで、その結果、大分県ではさらに過疎が進み、高齢化が進みました。(略)「一村一品運動」を別の意地悪い見方をすると、普及員や、農林行政マンにとり、これが一番美味しい仕事だったということです。特産品の柚子作りの指導に五年、あまりいい値で売れなかった。じゃあ加工して柚子味噌にしよう。この指導で五年。でも、これもあまり売れなかった。やっばりマーケティングが悪かったんだな。商品価値を高めよう。これでまた五年間やりました。品評会で、知事賞、金賞を取りました。でも、賞を取ったわりには経済的な貢献がない。黒字にはならない。じゃあ今度は流通業者と一緒に特販形態を考えましょう。これでまた五年です。全部で、二五年。それで気がついたら、知事は引退です。役所の人たちは一つのテーマで二五年給料がもらえたことになります。強力な政策は、一方で他のものを見えなくします。」
食糧の自給率の統計のからくり等も知りましたが、これも面白かった。マスコミは宮崎県知事を追いかけていますが、宮崎の農業を追いかけたりはしません。


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よっちゃん

畑に取り入ったりする時の日記見ています。重松さんも野菜をつくっていることを聞きました。手入れが大変な仕事と思いますが、読んでいてある意味、気持ちがすっきりするように感じました。
by よっちゃん (2007-05-11 22:00) 

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