「国民感情」が [貧困]
■就職氷河期世代とは
『棄民世代』藤田孝雄によれば、「はっきりとした定義はないが、1971年~74年の団塊ジュニア世代と1975~84年生まれのポスト団塊ジュニア世代がおよそ該当」すると言われているのだという。バブル経済が破綻した時期と重なっています。高校や大学を卒業し就職活動に入った時期と重なります。就職も大変でしたが、氷河期の「救済」が話題になっていたらコロナ禍で忘れ去られようとしています。さらに、高齢者になると次のようなことにならないかという。
「現在の日本における高齢者の貧困率(相対的貧困率)は19.4%と諸外国と比べてもかなり高いのだが、氷河期世代が高齢者になる頃には、この数字が30%くらいまで上昇していても全くおかしくないと私は予想している」(『棄民世代』藤田孝雄)
ところが生活保護の裁判で削減の根拠を「国民感情」としても妥当だとしたという判決だったという。国民が必要な金額を削減するのを支持するのだという。科学的な数値で決めるものではないか。
■8月6日・9日
戦後75年。広島・長崎にとっても原子爆弾で尊い命を奪うか、困難な人生に立ち向かわねばならなかった。テレビで大学生が高校生の平和大使の体験を糧にして、核兵器禁止などの活動に取り組みを続けると語っていました。若い力が育っているのは、先人たちの活動の賜物だと感じました。また、ある生協の保存活動も紹介されていました。
蝉時雨の中 祈るしかない年寄りです。
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